音楽家、制作者、ダンサーによって企画されたフィジカル、サウンド、コレクションは音や物理的な事象をセッションライブによって紹介していく。 音楽家が奏でる音に付随する体もあれば、ダンサーの動きの結果として擦れ出てくる音もあるだろう。 ２者に分かれて始まるライブがほんとうは混ざってどっちもが変身を遂げていくとき、それは新しくもあり古くもある形になっていく。 むしろ取り戻しに行くような試みで、より自由で限定された関係は人がなんども取り組むことで思い出され形になる。この状態こそをもう一度常態にしようと断片から祝祭がスタートしていく。

act :

荒悠平 Yuhei Ara (dancer)

AOKID (dancer)

guest:

藤原大輔 Daisuke Fujiwara (sax)

松丸契 Kei Matsumaru (sax)

1st set : open 18:30 / start 19:00 / 800 yen (+tax)

2nd set : open 19:50 / start 20:10 / 800 yen (+tax)

3rd set : open 21:00 / start 21:20 / 800 yen (+tax)

● 入れ替え制となりますが、各回続けてのご鑑賞も可能です。

● 初回の入場時のみファーストドリンクのご注文をお願いいたします。

⬇ご予約はこちら / Reservation

荒悠平

ダンサー。これまで多くのダンスカンパニーに所属、多数の舞台に出演してきたが、2017年頃より活動様式を変えソロや他ジャンルのアーティストとのコラボレーションを主軸にシフトした。コラボレーションの相手は彫刻家、ミュージシャン、俳優、陶芸家、画家など多岐に渡る。荒の活動もダンス、振付、歌、楽曲提供、小説、劇作・演出と幅広い。2019年にはマレーシアにてレジデンスを行い、そのダンスは「巡礼」とも評された。

AOKID

高校生の頃よりブレイクダンスチーム廻転忍者の一員として活動。大学入学後、活動の範囲をダンスに留まらずに展開、ドローイングや映像、イベントなど。一方で劇場やスペースでのコンテンポラリーダンス作品の創作も開始する。主に他ジャンルの作家との共同制作によっての作品化を行っていて、また代々木公園などで様々なジャンルと集い発表を見せ合う”どうぶつえん”はプラットフォームのような機能を見せる。 ここ数年はギターと歌を用い簡単なフレーズと即興的な言葉で歌を歌うなどを通して、ジャンルを越えるというよりも境界線をならすような活動が全体として目指されている。 音楽家との作品化はあってもセッションは少ないため非常に今回の企画を楽しみにしている。

藤原大輔　/ fujiwara,daiuske / tenor sax. flute, synthesizer

1970生まれ。1996年、バークリー音楽大学卒業。同年、ジョージ・ラッセルが提唱した音楽理論の「リディアン・クロマチック・コンセプト」の教員ライセンス取得。1997年「phat」 結成。2枚のアルバムを Blue Noteレーベルよりリリース。その後「quartz head」名義でエレクトロのシーンで活躍。UndergroundResistanceや Jeff Millsらと共演。現在は自身のアコースティック・トリオの他、市野元彦、Joe Taliaとのトリオ、山本達久、坂口光央とのユニット「禁断の翼棟」も主宰している。また芳垣安洋 主宰「Orquesta Libre」、松本健一 主宰の「SXQ」など数多くのグループに参加。

松丸契 / Kei Matsumaru

サックス/ Sax

1995年千葉生まれ。パプアニューギニア出身。

2014年秋に全額奨学金でバークリー音楽大学に入学、2018年夏に首席で卒業。2017年度ヤマハ音楽奨学生に選ばれ、2018年に第47回Downbeat Competitionで自身のトリオ・オリジナル曲で全米1位を獲得するなど権威ある賞を多数受賞。2019年9月にデビューアルバム「THINKKAISM」を金澤英明・石井彰・石若駿・高橋直希と共にSomethin' Coolよりリリース。ジャンルを問わず現在都内を中心に様々なグループで活動中