これまで坪口が実践してきたのは、アフリカン・ポリリズム、エレクトロニクス、モード、ビバップと一見多角的なアイテムに見えるが、いずれも音楽の根源を見据えて追求してきた結果。そんな彼のピアノトリオという最小標準フォーマットが生々しい。ロジカルかつ柔軟な坪口のピアノ、東京ザヴィヌルバッハでのプレイがますます冴える守真人、“樹”の音が心地よく響く清水によりアコースティックTZB/Ortance的な新境地も切り開く。ここではジャズ・スタンダードもテクノもヒップホップも同列だ。
act :
坪口昌恭TRIO
坪口昌恭 Masayasu Tzboguch (piano)
清水昭好 Akiyoshi Shimizu (bass)
守真人 Masato Mori (drums)
1st set : open 18:30 / start 19:00 / 1,000 yen (+tax)
2nd set : open 19:50 / start 20:10 / 1,500 yen (+tax)
3rd set : open 21:00 / start 21:30 / 1,500 yen (+tax)
● 入れ替え制となりますが、各回続けてのご鑑賞も可能です。
● 初回の入場時のみファーストドリンクのご注文をお願いいたします。
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坪口昌恭 Masayasu Tzboguchi (piano)
1964年12月3日福井県生まれ、大阪育ち。
福井大学工学部応用物理学科卒業後1987年に上京。
ジャズにエレクトロニクスを積極的に取り入れ、ポリリズミックでボーダーレスなキーボーディストとして多数のライブや音楽制作に携わっている。
主宰するエレクトロ・ジャズユニット『東京ザヴィヌルバッハ』(’12年、’13年にNY公演)、キューバ勢ジャズメンとのNY録音リーダー作、ソロピアノ作、モジュラーシンセ作、ピアノトリオ・リミックス等自己名義のアルバムを17枚発表。
2018年3月、西田修大(Gt, efx)、大井一彌(Drums)とタッグを組んだ、テクノ・フレイバーなミクスチャー・ユニット「Ortance」始動。
原田知世、伊藤ゴロー、JUJU、小泉今日子、宇多田ヒカル、大友良英ほか90枚以上のCDに参加。
’08年上妻宏光のアルバムをプロデュース。’11年ハリウッド映画「Lily」の音楽制作。’16年アニメ「ReLIFE」の劇中音楽を制作。
『菊地成孔DC/PRG』『RM jazz legacy』の鍵盤奏者としても現在進行形のジャズをアピールする一方で、Barry Harris メソッドの継承者としても後進の指導にあたっている。
intoxicate、キーボードマガジン他音楽誌への執筆多数。
尚美学園大学/同大学院 Jazz&Contemporary分野 准教授。
清水昭好 Akiyoshi Shimizu (bass)
1985年2月6日生まれ福井県出身
幼少の頃から作曲に興味を持ち、14歳の時エレキベースをはじめる。
大学進学時にジ ャズ研に入ったことをきっかけにウッドベースに転向し、独学で習得する。
2006年から都内でプロ活動をはじめ、宮之上貴昭、岡淳、大山日出男、太田剣、大井貴司、細野よしひこ、井上功一、市原ひかり、TOKU、秋田慎治、三木俊雄、山中千尋、守屋純子、挾間美帆など多数のミュー ジシャンと共演。
2010年、2012年、宮之上貴昭カルテットでカリフォルニアサンノゼジャズフェスティバルに出演。
2010年シカゴのブルースギタリスト、カルロスジョンソンのジャパンツアーに参加する。
2015年からオリジナルを中心とするリーダーバンドを開始、
そのオリジナルサウンドは定評を得ている。
守 真人 Masato Mori (drums)
幼い頃から教会でドラムを始め、その後大竹尚氏、木村由紀夫氏など多数のドラマーに師事。2016年に尚美学園大学のジャズコースを卒業し、TOKUや武田真治、東京ザヴィヌルバッハなど幅広い分野で活躍。