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《西島大介・吉田隆一DUO「チャリで来た。」》
『ディエンビエンフー」他で知られるマンガ家であり「DJまほうつかい」としてピアノを主体とした音楽活動を行う西島大介と、「blacksheep」を率いるバリトンサックス奏者にして、SF評論も行う音楽家・吉田隆一によるデュオによる、音楽演奏とトーク、終演後の「読書会」によって構成される新しいイベントが「チャリで来た。」です。
公演名「チャリで来た。」は、10年以上前のネットミームに由来します。「ヤンキー感出してるのに所詮自転車」「それを誇らしげに書く奴」と人々に揶揄された、イキリ立った中学生のプリクラ画像が、「チャリで来た。」。しかし、2022年の現在から眺めれば、現代に対してクリティカルな意味が発生します。
チャリ=自転車は、免許がいらない乗り物。フリージャズにも通じる脱法性と反抗心があります。限定的な行動範囲はローカル性であり、燃料不要なのでエコロジカルで持続性可能(SDGs)。チャリをこぎながら風を切れば、思考は研ぎ澄まされ、鼓動や呼吸音は音楽になり、心は中学生に戻ります。
西島・吉田DUOの室内楽的で即興性の高い音楽表現や、SF性、それぞれに横断的な創作姿勢は、互いに共通する要素です。「チャリできた。」は、演奏と対話の中でそのコアを探る試みでもあります。ちなみに西島は実際にチャリで会場に到着します。
演奏終了後には「ミニ読書会」やサイン会を開催。第一回の課題図書はアーシュラ・K・ル=グィン『所有せざる人々』。みなさまのご来場、ご参加をお待ちしています。
https://distrokid.com/hyperfollow/dj34/0IW1PAvncY6
8月11日(木) Thursday August 11th
open 18:15 / start 19:00
charge : 税込2,500円 (+ドリンク代別)
入場チケット購入 → https://velvet-sun.stores.jp/items/62cc1e3fa74e334512c8a1e4
act :
西島大介(DJまほうつかい)
吉田隆一(blacksheep)
出店:
双子のライオン堂
西島大介
マンガ家。2004年『凹村戦争』で早川書房からデビュー。『ディエンビエンフー』『世界の終わりの魔法使い』など作品多数。近刊は『世界の終わりの魔法使い 完全版 6 孤独なたたかい』(駒草出版)。現在、カンボジア内戦を描く最新作『Kommunismus(コムニスムス)』をTMSLabで連載中。2020年に個人電子配信レーベル「島島」を設立し、自作マンガ41タイトル、音楽名義「DJまほうつかい」名義の200超の曲を配信中。8/28(土)三鷹SCOOLにてPot-pourri、伏見瞬と共演予定。
https://daisukenishijima.jimdofree.com/
吉田隆一
中学校の吹奏楽部でバリトンサックスを手にする。19歳からジャンルを横断した演奏活動を開始。現在は「SF+フリージャズ」バンドblacksheepを中心に、複数のユニットに参加活動中。SF愛好家としても知られ「SF音楽家」を名乗っている。谷甲州『航空宇宙軍史・完全版』巻末解説などSF作品の解説の執筆や「SFと音楽」のコラボレーション企画なども行なっている。日本SF作家クラブ会員。新垣隆とコンビを組んだ『N/Y』など、多数のアルバムに参加している。
https://twitter.com/hi_doi