act :
芳垣安洋 Yasuhiro Yoshigaki (perc)
中谷達也 Tatsuya Nakaya (perc) from USA
open 19:30 / start 20:00
charge 2,500yen (+1drink, tax)
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芳垣安洋 Yasuhiro Yoshigaki
Drums,Percussion,Trumpet,Compose
関西のジャズエリアでキャリアをスタートさせ、モダン・チョキチョキズ、ベツニ・ナンモ・クレズマー・オーケストラ、渋さ知らズなどに参加後上京。
渋谷 毅、山下洋輔、坂田明、板橋文夫、梅津和時、片山広明、巻上公一、ホッピー神山、大島保克、菊地成孔、オオヤユウスケ、高田漣、ヤドランカ、酒井俊、長谷川きよし、カルメン・マキ、おおたか静流、小島真由実、浜田真理子、カヒミ・カリィ、UA、原田郁子、John Zorn、Bill Laswellなど様々なミュージシャンと共演。
ROVO、大友良英ニュー・ジャズ・オーケストラ、南博GO THERE、アルタード・ステイツや自己のバンドVincent Atmicus、Emergency!、Orquesta Nudge!Nudge!等のライブ活動の他、蜷川幸雄や文学座などの演劇や、映画の音楽制作も手掛ける。
メールスジャズフェスを始めとする欧米のジャズや現代音楽のフェスティバルへの出演や、来日するミュージシャンとの共演も多く、海外ではインプロヴァイザーとしての評価も高い。
レーベル「Glamorous」を主宰する。
中谷達也 Tatsuya Nakatani
1970年兵庫県神戸市生まれ。10代から20代前半まで関西を中心に音楽活動後渡米する。
ロスアンゼルス、ボストン、ニューヨーク、ペンシルバニア在住を経て2009年現在はニューメキシコ州南部、チワワ砂漠に位置する町、トゥルース•オア•コンシクエンシーズ市に在住する。打楽器奏者、ドラマー、サウンド•アーティスト、コンポーザー、木工アーティスト。
一般的に聞き慣れた打楽器の音と共に、特殊奏法(extended technique)を駆使する独自のスタイルで演奏する。ドラム、ゴング、御鈴、金属片、シンバルなどを弓や特殊スティック、マレットなどで拡張的な発音をすることで、聞き慣れた一般的なドラムやドラムセットとしての音色から離れた無限な音の可能性、色彩やテクスチャーを感じさせる『トーン』や『間』、『音の波動』を使い美術的な視点で音楽表現を追求する。
四半世紀に及びアメリカに在住、北米を拠点としてヨーロッパ、南米、日本各地で演奏活動を行ってきた。本拠地のアメリカでは1990年代後半より、年間150本以上のライブをこなすツアー•ミュージシャンとして知られている。北米での演奏活動は大都市のみに留まらず中小都市や学園都市に渡り、数え切れない程のアメリカ大陸横縦断経験をしてきた。演奏会場には美術ギャラリーでの演奏コンサートから、500人規模のコンサートホール、美術館、大学等でコンサートを行う。また演奏活動の傍ら各地の大学で音楽専攻学科に向けて講義(マスタークラス、クリニック、ワークショップ)、独自の音楽フィロソフィーを講義、即興演奏の説明やトレーニングを行ってきた。出版物にCD、LP、カッセットなど過去80タイトル以上。ソロ演奏活動以外に世界各国各地での音楽家達との即興演奏共演も数多い。 日本での共演者は河端一、大友良英、内橋和久、 芳垣安洋、藤井郷子、田村夏樹、今井和雄、斎藤徹、渡辺薫 他。
2009年頃より行っている”NGO - ナカタニ•ゴング•オーケストラ” は集団での弓匹ゴングによる現代サウンド•アート•プロジェクトとして全米、カナダ、メキシコでライブ演奏ツアーを展開している。17枚の大小のゴングを設置し14人編成で演奏する。中谷はオーケストラと一緒に弓弾き演奏をしながら指揮も兼ねる。振動(バイブレーション)を重ね合わせ、波動によりシーンを変えていく特殊な作曲方である。ライブで体験する壮大な音の渦は新鮮であり、波動音はとても快適な感覚を覚えると評価されている。各開催地のキュレーターによって集められた演奏参加者は、中谷が指導するワークショップを通じてゴングの弓弾き演奏、指揮合図を習得し、その後オーケストラ演奏に体験する 。過去に参加したミュージシャンは10年間で一千人を超え、観衆者演奏者共に人気のプロジェクトである。
ナカタニ•ゴング•オーケストラ•ツアーの展開に伴いトランスポーター•バンを購入し自主改造する。3〜6ヶ月間に渡る過酷な北米ツアーを改造バンで移動し、自炊、宿泊もする。車両の点検や整備も自分で行う。そのユニークなツアー活動スタイルは多くの欧米ミュージシャン達に影響を与えてきた。ナカタニ•ゴング•オーケストラは楽器を乗せて始めた頃は自走していける範囲内での活動だったが、近年は北米大陸のみにとどまらず、空路を経てイスラエルやヨーロッパにも進出している。
中谷工房、木工楽器制作。2006年辺りから木製の特殊弓を制作してきた。当初は自己の演奏用としてゴングや打楽器に使える弓を試作•使用していたが、少しずつ友人達にも販売していくうちに知られるようになり、製造販売を開始、中谷工房と命名する。弓の基本や木工の全てを独学、研究、試験を繰り返してきた。中谷工房の弓は一般的な馬の毛を使用していない為、とても耐久性があり、想像を絶するような太い音を出し、また軽くて半永久的に使用が可能である。2019年現在、ゴングやシンバル、マリンバなどの打楽器に使用する弓を中心にコントラバス、チェロ、ギターなどの絃楽器に使用する弓も制作。弓制作を単なるプロダクトにせず、独自の造形アート•ワークとして取り組んでいる。ニューメキシコの自宅工房では演奏ツアーに出ていない期間はそのために忙しく、完全オーダーメイドで世界規模で販売している。
Tatsuya Nakatani is an avant-garde sound artist, composer, and master percussionist. Active internationally since the 1990’s; Nakatani has released over 80 recordings and tours extensively, performing over 150 concerts a year. His primary focus is his solo work and his large ensemble project, the Nakatani Gong Orchestra. With his activity in the new music, improvisation and experimental music scenes, Nakatani has a long history of collaboration. He teaches master classes and lectures at universities and music conservatories around the world. Originally from Japan, he makes his home in the desert town of Truth or Consequences, New Mexico.
Nakatani creates his distinctive music centered around his adapted bowed gong, supported by an array of drums, cymbals, and singing bowls. In consort with his hand carved Kobo Bows, it is an instrument he has spent decades developing. A master of extended percussion techniques, it can be difficult to understand the genesis of his sounds. Nakatani approaches his orchestral project (NGO) as an arrangement of formations of vibrations, incorporated in shimmering layers of silence and texture. Within this contemporary work, one can still recognize the dramatic pacing, formal elegance and space (ma) felt in traditional Japanese music.