1990年代の音楽を１年ごとに区切り、独自の観点から深く追求する「LL教室の試験に出ない90年代J-POPシリーズ」が今回取り上げるのは、ミリオンヒットが16枚も飛び出したJ-POP絶頂期の1997年。 安室奈美恵が結婚し、またGLAYやL'Arc～en～Cielといったバンドがブレイクし、ジャニーズからはSMAPのブレイクとKinKi Kidsの登場があり、また猿岩石やポケットビスケッツやモーニング娘。などテレビ番組からヒット曲が生まれる事例も多く、各方面に勢いがあった年でした。 一方で「フジロックフェスティバル」と「AIR JAM」が始まったこの年は、日本におけるフェス元年でもあり、クラブカルチャーやインディーズシーンの盛り上がりが全国に波及していった時期でもあります。 今回のゲストには、「ゴッドタン 芸人マジ歌選手権」での数々の伝説的な楽曲の生みの親であり、またももクロや岡崎体育やバナナマンなどの作曲・編曲・プロデュースで多彩に活動する「謎の音楽家」カンケさんをお迎えします。山下達郎そっくりの曲でデビューした経緯など、いろいろ聞きたいことが山盛りです。

talk:

LL教室（森野誠一 Seiichi Morino、ハシノイチロウ Ichiro Hashino、矢野利裕 Toshihiro Yano）

guest：カンケ

open 17:30 / start 18:00

charge ¥ 1,620（+1drink, tax）

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LL教室

矢野 利裕 

1983年生まれ。批評家、ライター、DJ。2014年「自分ならざる者を精一杯に生きる――町田康論」で第57回群像新人文学賞評論部門優秀作受賞。著書に『コミックソングがJ-POPを作った 軽薄の音楽史』(ele-king books)、『SMAPは終わらない』(垣内出版)、『ジャニーズと日本』(講談社現代新書)、共著に宇佐美毅・千田洋幸編『村上春樹と二十一世紀』(おうふう)など。